microSDカードの相性について調べてみる [beagleboard]
今回,BeagleBoard-xM用にmicroSDカードを購入するとき,事前にネット上で調べて,モノによってアクセススピードが全然違うのがあるってのは分かってたんだけど,そんときは結局何となく,「Transcend microSDHC CARD 4GB Class 6(SD 2.0)」ってのを選んだ.
で,Androidの2.2の実機動作検証なんかもこれでやってた.
でも,今回,たまたま別件があって(これはまた別途),別のmicroSDカードで試したら,なんか起動スピードとか全体的なレスポンスがこっちの方が早いんだよね.
別のmicroSDカードってのは,ずっと前(今調べたら,2008年)に携帯用に買った,ハギワラシスコムの「microSDメモリーカード 2GB アダプタ付 HNT-MR2GTA」ってやつ.
これだと,Trancendのに比べて起動までの時間が短い気がする.
気になって,実際に起動時間を測ってみた.電源ONからホームのロック画面表示までをざっくり測っただけだけど,ハギワラシスコムだと,ざっと50秒ぐらいなのが,Trancendだと90秒ぐらいかかる.約2倍だ.やっぱりハギワラシスコムのほうが早い.
ちなみにこの時間は「Hit any key to stop autoboot:」の10カウントダウンの時間も含んでる.あと,初回起動時の時間じゃないです(少なくとも1回は起動して,動作確認とか設定を変えて日本語環境にしたりしてる).
その他だと,マウスで操作したときにTrancendのだと引っかかる感じがあったり,フリーズしたようになって強制終了の画面が出たりする.なんか動作が不安定だ.
やっぱり,相性はあるようだ.
で,よくよく調べていくと,「TI Android FroYo DevKit V2.2 Release Notes」に気になる記述がある.Known Issuesの下から2番目の項目に,
要は,起動に時間がかかったりUIのレスポンスが悪くなったり動画再生が遅くなったりするって問題があるよって言ってる.で回避策はUserGuideに推奨SDカードが載ってるからそれ使ってね,ってことだね.
なーんだ,公式にTIが問題として認めてるじゃないですか.
じゃあってことでUserGuideも見てみましょう.
「TI-Android-FroYo-DevKit-V2.2 UserGuide」の,SD Card Recommendationsによると,
で,いいやつとダメなやつのSDカードのリストが載ってるんだけど,あんまり種類は載ってない.Trancendもハギワラシスコムも載ってなかった.
でも,実機での挙動と書かれてることから予測するに,Trancendはpoor performanceってことなんでしょうねぇ.まぁ,あくまで相性であって,TrancendのmicroSD自体がpoorって訳じゃないんでしょうけどね.
というわけで,TrancendのmicroSDは他に転用するとして,「no issue on performance」としてリストに載ってるSR-4A4をSonyStoreから購入.ま,単にSonyStoreのポイントが余ってたからなんですけどね.
まだ届いていないので,届いたら動作テストをしてみよう.
そしてそして,やっぱりドキュメントはある程度,目を通しておかないとダメだなぁと思ったのでした.
で,Androidの2.2の実機動作検証なんかもこれでやってた.
でも,今回,たまたま別件があって(これはまた別途),別のmicroSDカードで試したら,なんか起動スピードとか全体的なレスポンスがこっちの方が早いんだよね.
別のmicroSDカードってのは,ずっと前(今調べたら,2008年)に携帯用に買った,ハギワラシスコムの「microSDメモリーカード 2GB アダプタ付 HNT-MR2GTA」ってやつ.
これだと,Trancendのに比べて起動までの時間が短い気がする.
気になって,実際に起動時間を測ってみた.電源ONからホームのロック画面表示までをざっくり測っただけだけど,ハギワラシスコムだと,ざっと50秒ぐらいなのが,Trancendだと90秒ぐらいかかる.約2倍だ.やっぱりハギワラシスコムのほうが早い.
ちなみにこの時間は「Hit any key to stop autoboot:」の10カウントダウンの時間も含んでる.あと,初回起動時の時間じゃないです(少なくとも1回は起動して,動作確認とか設定を変えて日本語環境にしたりしてる).
その他だと,マウスで操作したときにTrancendのだと引っかかる感じがあったり,フリーズしたようになって強制終了の画面が出たりする.なんか動作が不安定だ.
やっぱり,相性はあるようだ.
で,よくよく調べていくと,「TI Android FroYo DevKit V2.2 Release Notes」に気になる記述がある.Known Issuesの下から2番目の項目に,
Issue Descriptionとしてって書いてある.
system boot-up takes too long, UI is less responsive, or video playback is sluggish
Workaroundとして
use the SD cards listed in the "SD Card Recommendations" section in the User Guide
要は,起動に時間がかかったりUIのレスポンスが悪くなったり動画再生が遅くなったりするって問題があるよって言ってる.で回避策はUserGuideに推奨SDカードが載ってるからそれ使ってね,ってことだね.
なーんだ,公式にTIが問題として認めてるじゃないですか.
じゃあってことでUserGuideも見てみましょう.
「TI-Android-FroYo-DevKit-V2.2 UserGuide」の,SD Card Recommendationsによると,
Some brands or models of SD cards are observed with poor performance on DM37x EVMs and other platforms. The symptom could be one or some of the followings.って書かれてて,SDカードのブランドとかモデルによってはパフォーマンスの低下が見られるって言ってますね.
・the boot-up time is much longer than normal (3x of normal or even longer);
・the reaction of UI operations is unacceptably delayed;
・the Gallery app cannot find the media files to create the albums;
・the video playback is sluggish.
で,いいやつとダメなやつのSDカードのリストが載ってるんだけど,あんまり種類は載ってない.Trancendもハギワラシスコムも載ってなかった.
でも,実機での挙動と書かれてることから予測するに,Trancendはpoor performanceってことなんでしょうねぇ.まぁ,あくまで相性であって,TrancendのmicroSD自体がpoorって訳じゃないんでしょうけどね.
というわけで,TrancendのmicroSDは他に転用するとして,「no issue on performance」としてリストに載ってるSR-4A4をSonyStoreから購入.ま,単にSonyStoreのポイントが余ってたからなんですけどね.
まだ届いていないので,届いたら動作テストをしてみよう.
そしてそして,やっぱりドキュメントはある程度,目を通しておかないとダメだなぁと思ったのでした.
2011-12-17 00:37
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