Open webOS 1.0をビルドしてみる [webOS]
以前,β版のOpen webOSをビルドした.
今回は,正式版である1.0をビルドしてみる.
1.0が9月の終わり頃にリリースされていたのは知っていたのだが,なかなか時間が取れなくて試せなかった.
というわけで,以前と同じように,Desktop Buildを試してみる.これはUbuntu上で動作するwebOSになる.
詳細は,ここに記載されている.この手順に従って作業を進める.
ちなみに作業環境はUbuntu 12.04の32bit版上で行っている.
まずは必要なツールのインストール.
libxcb-icccm1-devは,Ubuntu 12.04ではlibxcb-icccm4-devにせよとあるので,上記のようにしている.
以前と同じように,とりあえずhome直下にwebosディレクトリを作ってそこを作業ディレクトリにする.作業マシンが以前と違うので,新規にwebosディレクトリを作った.
で,codeダウンロード.
そしたらビルド.
続いてインストール.
実行するには,
まず,以下は初回だけ必要.
ディスクの拡張属性を有効にする必要があるらしく,再起動すると再度設定が必要.ま,/etc/fstabに設定すれば再起動ごとに設定しなくてもいいようだが,今のところは毎回設定するようにしておく.
で,service busを起動して,
webOSサービスを開始.
luna-sysmgrを起動すると,webOSのGUIが現れる.
なお,終了時は,以下のようにしてやる.
動かしてみた感じは,なかなないい.
β版のときのアプリケーションと比較すると,webブラウザが追加されてる.
webブラウザは日本語も通るようだ.ただしIMEがないので日本語入力はできないが...
全般的にキビキビ動くし,なにより美しい.
ネイティブで動くハードウェアが欲しくなる.どこかのメーカーさんが出してくれないかな.スマホでもタブレットでもいいから.出たら買うんだけどな.
もしくは自分で既存のハードウェアにポーティングか...
海外ではスマホやタブレットへのポーティングがずいぶん進んでいるようだ.
チャレンジしてみたいが,どこから手を付けていいのか分からなくて試せないのが残念...
もっといろいろ勉強しないとダメだなぁ.
今回は,正式版である1.0をビルドしてみる.
1.0が9月の終わり頃にリリースされていたのは知っていたのだが,なかなか時間が取れなくて試せなかった.
というわけで,以前と同じように,Desktop Buildを試してみる.これはUbuntu上で動作するwebOSになる.
詳細は,ここに記載されている.この手順に従って作業を進める.
ちなみに作業環境はUbuntu 12.04の32bit版上で行っている.
まずは必要なツールのインストール.
sudo apt-get update
sudo apt-get install git git-core pkg-config make autoconf libtool g++ \
tcl unzip libyajl-dev libyajl1 qt4-qmake libsqlite3-dev curl
sudo apt-get install gperf bison libglib2.0-dev libssl-dev libxi-dev \
libxrandr-dev libxfixes-dev libxcursor-dev libfreetype6-dev \
libxinerama-dev libgl1-mesa-dev libgstreamer0.10-dev \
libgstreamer-plugins-base0.10-dev flex libicu-dev
sudo apt-get install libboost-system-dev libboost-filesystem-dev \
libboost-regex-dev libboost-program-options-dev liburiparser-dev \
libc-ares-dev libsigc++-2.0-dev libglibmm-2.4-dev libdb4.8-dev \
libcurl4-openssl-dev
sudo apt-get install xcb libx11-xcb-dev libxcb-sync0-dev \
libxcb1-dev libxcb-keysyms1-dev libxcb-image0-dev libxcb-render-util0-dev \
libxcb-icccm4-dev
sudo apt-get build-dep qt4-qmake
libxcb-icccm1-devは,Ubuntu 12.04ではlibxcb-icccm4-devにせよとあるので,上記のようにしている.
以前と同じように,とりあえずhome直下にwebosディレクトリを作ってそこを作業ディレクトリにする.作業マシンが以前と違うので,新規にwebosディレクトリを作った.
cd ~/
mkdir webos
cd webos/
で,codeダウンロード.
git clone https://github.com/openwebos/build-desktop.git
そしたらビルド.
cd build-desktop/
./build-webos-desktop.sh
続いてインストール.
sudo ./install-webos-desktop.sh
実行するには,
まず,以下は初回だけ必要.
./service-bus.sh init
ディスクの拡張属性を有効にする必要があるらしく,再起動すると再度設定が必要.ま,/etc/fstabに設定すれば再起動ごとに設定しなくてもいいようだが,今のところは毎回設定するようにしておく.
sudo mount / -o remount,user_xattr
で,service busを起動して,
./service-bus.sh start
webOSサービスを開始.
./service-bus.sh services
luna-sysmgrを起動すると,webOSのGUIが現れる.
./run-luna-sysmgr.sh
なお,終了時は,以下のようにしてやる.
./service-bus.sh stop
動かしてみた感じは,なかなないい.
β版のときのアプリケーションと比較すると,webブラウザが追加されてる.
webブラウザは日本語も通るようだ.ただしIMEがないので日本語入力はできないが...
全般的にキビキビ動くし,なにより美しい.
ネイティブで動くハードウェアが欲しくなる.どこかのメーカーさんが出してくれないかな.スマホでもタブレットでもいいから.出たら買うんだけどな.
もしくは自分で既存のハードウェアにポーティングか...
海外ではスマホやタブレットへのポーティングがずいぶん進んでいるようだ.
チャレンジしてみたいが,どこから手を付けていいのか分からなくて試せないのが残念...
もっといろいろ勉強しないとダメだなぁ.
タグ:WebOS
Open webOSのビルドのつづきをやってみる [webOS]
前回,ビルドまでやったので,それを動かしてみる.
まず,ビルドしたものをインストールする.
webOS serviceの開始
初回だけデフォルトアカウントの生成が必要なので,
luna-sysmgrの起動.
起動したときの画面はこんな感じ.
アプリケーションは,この6つが試せる.
まぁ正直試せることはそんなに多くないが,雰囲気とかは分かると思う.
とはいえ,Ubuntu上での動作ではやはりつまらないが...
こいつを実機で動かせるようになると面白いのだが.
なお,一通り試して,終了するときは以下のとおり.
ビルドに時間がかかるが,あとは特に難しいこともないので興味のある方はお試しあれ.
まず,ビルドしたものをインストールする.
cd ~/webos/build-desktop/ sudo ./install-webos-desktop.sh
webOS serviceの開始
./service-bus.sh start ./service-bus.sh services
初回だけデフォルトアカウントの生成が必要なので,
./service-bus.sh init
luna-sysmgrの起動.
./run-luna-sysmgr.sh
起動したときの画面はこんな感じ.
アプリケーションは,この6つが試せる.
まぁ正直試せることはそんなに多くないが,雰囲気とかは分かると思う.
とはいえ,Ubuntu上での動作ではやはりつまらないが...
こいつを実機で動かせるようになると面白いのだが.
なお,一通り試して,終了するときは以下のとおり.
./service-bus.sh stop
ビルドに時間がかかるが,あとは特に難しいこともないので興味のある方はお試しあれ.
タグ:luna-sysmgr WebOS
Open webOSをビルドしてみる [webOS]
open webOSのβ版がリリースされたのでビルドしてみる.
webOSっていうのは,もともとpalmが作ったOSで,palmそのものがHPに買われたあと,いろいろあって今はオープンソース化された.この辺の経緯とかはWikipediaとかを見てください.
で,今回β版としてdesktop版とOpenEmbedded版の2種類がリリースされている.このうち,desktop版を試してみる.これはUbuntu上のアプリケーションとしてwebOSのSystem Managerを動作させるもののようで,GUIなんかが試せる.
ちなみにOpenEmbedded版のほうは組み込み向けらしい.が,GUIを試すことはできないようだ.この辺はいまいち情報が少なくてよくわかってない...
まぁ,どっちにしても特定のハードウェアを想定してる訳ではないので実機で試すって感じではないようだ.
さて,ではdesktop版のビルドだが...
詳細手順はここに記載されている.この手順に従って作業を進める.
まず環境として,32bit版のUbuntu(バージョンは11.04か12.04のDesktop版)が必要だ.今回はMac上のParallelsにUbuntu 12.04をインストールした.
そしたら最初に必要なツール類をインストールしてやる.
で,とりあえずhome直下にwebosディレクトリを作ってそこを作業ディレクトリにする.
そしたらcode取得.ここでのダウンロード量は大したこと無いのですぐに終わる.
でビルド.こいつはそこそこ時間がかかる.
ビルドに時間がかかるので今日はここまで.
ビルド用の速いマシンが欲しい...
webOSっていうのは,もともとpalmが作ったOSで,palmそのものがHPに買われたあと,いろいろあって今はオープンソース化された.この辺の経緯とかはWikipediaとかを見てください.
で,今回β版としてdesktop版とOpenEmbedded版の2種類がリリースされている.このうち,desktop版を試してみる.これはUbuntu上のアプリケーションとしてwebOSのSystem Managerを動作させるもののようで,GUIなんかが試せる.
ちなみにOpenEmbedded版のほうは組み込み向けらしい.が,GUIを試すことはできないようだ.この辺はいまいち情報が少なくてよくわかってない...
まぁ,どっちにしても特定のハードウェアを想定してる訳ではないので実機で試すって感じではないようだ.
さて,ではdesktop版のビルドだが...
詳細手順はここに記載されている.この手順に従って作業を進める.
まず環境として,32bit版のUbuntu(バージョンは11.04か12.04のDesktop版)が必要だ.今回はMac上のParallelsにUbuntu 12.04をインストールした.
そしたら最初に必要なツール類をインストールしてやる.
sudo apt-get update sudo apt-get install git git-core pkg-config make autoconf \ libtool g++ tcl unzip libyajl-dev libyajl1 qt4-qmake \ libsqlite3-dev curl sudo apt-get install gperf bison libglib2.0-dev libssl-dev \ libxi-dev libxrandr-dev libxfixes-dev libxcursor-dev \ libfreetype6-dev libxinerama-dev libgl1-mesa-dev \ libgstreamer0.10-dev libgstreamer-plugins-base0.10-dev \ flex libicu-dev sudo apt-get install libboost-system-dev libboost-filesystem-dev \ libboost-regex-dev libboost-program-options-dev liburiparser-dev \ libc-ares-dev libsigc++-2.0-dev libglibmm-2.4-dev libdb4.8-dev \ libcurl4-openssl-dev sudo apt-get build-dep qt4-qmake
で,とりあえずhome直下にwebosディレクトリを作ってそこを作業ディレクトリにする.
cd ~/ mkdir webos cd webos/
そしたらcode取得.ここでのダウンロード量は大したこと無いのですぐに終わる.
git clone https://github.com/openwebos/build-desktop.git
でビルド.こいつはそこそこ時間がかかる.
cd build-desktop/ ./build-webos-desktop.sh
ビルドに時間がかかるので今日はここまで.
ビルド用の速いマシンが欲しい...
タグ:Open webOS