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BeagleBoard-xMのUbuntuにUSB WiFiのドライバをインストールしてみる [beagleboard]

ずいぶんと前に,BeagleBoard-xMにUbuntu 12.04をインストールして,USB WiFiをつないでみた.
そのときのUSB WiFiは,PLANEXのGW-USValue-EZだ.残念ながらすでに終息製品扱いらしいが... まぁRealtek社のRTL8192CUを使ってるアダプタなら同じだと思うので参考になると思う.

で,以前,使ってみたときはUbuntuに標準で入ってるドライバで動かしてみたんだけど,いくつか気になる点があった.たとえば...
・GW-USValue-EZが恐ろしく熱くなる.
・青のLEDが点灯しっぱなしになってる.
・通信スピードが遅い気がする.
といったところだ.

で,調べたところ,どうやらRealtekのドライバを入れるといいらしいということが分かったのでインストールしてみる.

まずはドライバのダウンロード.ダウンロードはここからできる.
今だと,「RTL8192xC_USB_linux_v3.4.4_4749.20121105.zip」がダウンロードできるようだ.

そしたら,展開して,展開したディレクトリ内にあるインストールスクリプトを実行すればいい.
$ unzip RTL8192xC_USB_linux_v3.4.4_4749.20121105.zip 
$ cd RTL8188C_8192C_USB_linux_v3.4.4_4749.20121105/
$ sudo sh ./install.sh


が,実際はエラーが出てインストールできない.
で,調べてみたら,ここに対処方法が載ってた.kkAyatakaさんに感謝.その手順通りに作業をしてみる.

まずはカーネルのバージョンを確認.
$ uname -a
Linux hogehoge 3.2.0-51-omap #77-Ubuntu Thu Jul 25 00:39:05 UTC 2013 armv7l armv7l armv7l GNU/Linux

どうやら3.2.0-51-omapらしい.

そしたら,対応バージョンのカーネルのヘッダをとってくる.
$ sudo apt-get install linux-headers-3.2.0-51-omap


次にMakefileを修正する.
$ sudo vi /lib/modules/3.2.0-51-omap/build/Makefile

200行目ぐらいにあるSRCARCHを設定しているところにarmを追加してやる
SRCARCH         := $(ARCH)
SRCARCH         := arm


ここまでやったら再度インストール.
$ sudo sh ./install.sh


あとはUbuntu標準のドライバが読み込まれないように設定.
$ sudo vi /etc/modprobe.d/blacklist.conf

以下を追記してやる
blacklist rtl8192cu


そしたらRebootしてやれば,これで完了.

で,そもそもの気になる点がどうなったかというと,
・GW-USValue-EZが恐ろしく熱くなる. ---> ほどほどに熱くなるぐらいになった.
・青のLEDが点灯しっぱなしになってる. ---> 点滅するようになった.
・通信スピードが遅い気がする. ---> んー,よくわからん.
といったところ.

まぁ,前よりはよくなったので良しとしよう.動作は特に問題なく安定しているようだ.
ただ,このインストール作業,カーネルのアップデートをすると再度やらないといけないので注意.

では,お試しあれ.

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