BeagleBoard-xM上のUbuntu 12.04を設定してみる [beagleboard]
前回BeagleBoard-xMにUbuntu 12.04をインストールしたが,インストールしただけで終わっていたので,ちょいと設定してみる.
まず,そのままだとシリアルコンソールからログインができないので,まずログインできるようにする.基本はネットワーク越しにアクセスするんだけど,何らかのトラブル時はやっぱり実機直結のシリアルは便利なので...
手順は以下の通り.
まず,/etc/init/ttyO2.confファイルを作成する.
お手軽には,/etc/init/下にtty1.confがあると思うので,それをコピーしてやればいい.
パスワードを聞かれるので入力する.
で,以下のようになるように編集する.
これでシリアルからもログインできるようになる.
あと,表示解像度が1280x720になっていて,うちのLCDモニタだとアスペクト比がおかしくて気持ち悪いので変更する.うちのはSXGAなので,1280x1024にしてやる.
それにはboot.scrを変更する必要があるのだが,このファイルは直接エディタで編集できるようになっていないのでちょっと面倒だ.
手順は以下の通り.
まず,/bootに移動して,
boot.scriptファイルを編集してやる.このファイルはエディタで編集してやればOK.
で,「dvimode=1280x720MR-16@60」となっているところを「dvimode=1280x1024MR-16@60」に書き換えてやる.
そしたら,boot.scriptからboot.scrを以下のコマンドで作成する.長いが1行で入力してやる.
これでboot.scrが/boot/下にできているはずだ.
そしたら,boot.scrをSDカードの第一パーティションにコピーする必要があるのだが,通常はマウントされていないはずなので,まずマウントしてやる.
/boot/ubootにマウントすることにする.
ubootディレクトリは最初はないと思うので作成する.
で,マウントする.
でさっき作ったboot.scrをコピー.
あとは再起動すれば設定した解像度で起動する.
次にSSHでログインできるようにする.
まず,OpenSSHをインストールする.
次にFirewallを設定.とりあえずポートは22と,あとでVNCを使うので5900を許可して,それ以外は拒否しておく.
これでSSHからログインできるようになる.
最後にVNC(リモートデスクトップ).
Dashメニューからvinoで起動する.
そうすると設定画面が出てくるので,
Sharingの
Allow other users to view your desktopにチェック.
あと,Securityの設定はお好みで.
You must confirm each access to this machineのチェックをはずとVNCでつなぐときに承認画面が出なくなる.
Require the user to enter this passwordは,チェックしてパスワード設定しておけば安心かも.
で,Macからの接続ならFinderメニューの「移動」,「サーバへ接続...」で,サーバアドレスに
を入れてやればOKだ.
ただし,vinoはログイン状態じゃないと使えないので注意が必要だ.誰もログインしていないと接続できない.
ひとまず設定としてはこれでおしまい.
まず,そのままだとシリアルコンソールからログインができないので,まずログインできるようにする.基本はネットワーク越しにアクセスするんだけど,何らかのトラブル時はやっぱり実機直結のシリアルは便利なので...
手順は以下の通り.
まず,/etc/init/ttyO2.confファイルを作成する.
お手軽には,/etc/init/下にtty1.confがあると思うので,それをコピーしてやればいい.
sudo cp tty1.conf ttyO2.conf
パスワードを聞かれるので入力する.
で,以下のようになるように編集する.
start on stopped rc RUNLEVEL=[2345]
stop on runlevel [!2345]
respawn
exec /sbin/getty 115200 ttyO2
これでシリアルからもログインできるようになる.
あと,表示解像度が1280x720になっていて,うちのLCDモニタだとアスペクト比がおかしくて気持ち悪いので変更する.うちのはSXGAなので,1280x1024にしてやる.
それにはboot.scrを変更する必要があるのだが,このファイルは直接エディタで編集できるようになっていないのでちょっと面倒だ.
手順は以下の通り.
まず,/bootに移動して,
cd /boot
boot.scriptファイルを編集してやる.このファイルはエディタで編集してやればOK.
sudo vi boot.script
で,「dvimode=1280x720MR-16@60」となっているところを「dvimode=1280x1024MR-16@60」に書き換えてやる.
そしたら,boot.scriptからboot.scrを以下のコマンドで作成する.長いが1行で入力してやる.
sudo mkimage -A arm -O linux -T script -C none -a 0 -e 0 -n "beagleboard-xm" -d ./boot.script ./boot.scr
これでboot.scrが/boot/下にできているはずだ.
そしたら,boot.scrをSDカードの第一パーティションにコピーする必要があるのだが,通常はマウントされていないはずなので,まずマウントしてやる.
/boot/ubootにマウントすることにする.
ubootディレクトリは最初はないと思うので作成する.
sudo mkdir uboot
で,マウントする.
sudo mount /dev/mmcblk0p1 /boot/uboot
でさっき作ったboot.scrをコピー.
sudo cp ./boot.scr /boot/uboot/
あとは再起動すれば設定した解像度で起動する.
次にSSHでログインできるようにする.
まず,OpenSSHをインストールする.
sudo apt-get install openssh-server
次にFirewallを設定.とりあえずポートは22と,あとでVNCを使うので5900を許可して,それ以外は拒否しておく.
sudo ufw default deny
sudo ufw allow 22/tcp
sudo ufw allow 5900/tcp
sudo ufw enable
これでSSHからログインできるようになる.
最後にVNC(リモートデスクトップ).
Dashメニューからvinoで起動する.
そうすると設定画面が出てくるので,
Sharingの
Allow other users to view your desktopにチェック.
あと,Securityの設定はお好みで.
You must confirm each access to this machineのチェックをはずとVNCでつなぐときに承認画面が出なくなる.
Require the user to enter this passwordは,チェックしてパスワード設定しておけば安心かも.
で,Macからの接続ならFinderメニューの「移動」,「サーバへ接続...」で,サーバアドレスに
vnc://マシン名 or IPアドレス
を入れてやればOKだ.
ただし,vinoはログイン状態じゃないと使えないので注意が必要だ.誰もログインしていないと接続できない.
ひとまず設定としてはこれでおしまい.